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Microsoft365アカウントでchromeBookを使う方法。~古いPCにchromeOS Flexをセットアップしてシングルサインオンしてみた

  出典:https://www.photo-ac.com/ はじめに 小規模な会社では、リモートワーク用のパソコンを調達するにもまとまった 予算を確保できない 問題があったりします。最初は補助金を活用できても、リプレース予算が捻出できなければ継続可能な運用が出来ないため、悩ましいですよね。 そんな場合、古いパソコンにchromeOS Flexをパソコンにインストールして、 ChromeBook化してリモートワークをする 方法があります。 この方法は、そもそも会社が普段利用しているグループウェアがGoogleWorkspaceだと最適なのですが、 Microsoft365を利用している会社 の場合、WindowsPCを利用したリモートワークが一般的かと思います。 そこで、高いニーズとして出てくるのが、 「MicrosoftからChromeBookライクなデバイスが提供されないのか?」といったお話なのですが、現在純正でそのようなデバイスはありません。 代替手段として、Intune(MDM)を利用してWindows端末に利用制限をかけてChromeBookライクな使い方をしている会社もありますが(むしろ一般的)、元はWindowsPCなのでChromeBookに比べて高額だったり設定が複雑だったりします。 ここでは、 Chrome OSをMicrosoft365ユーザーアカウントで利用 するといった方法を紹介したいと思います。この運用が正解だ!というつもりは無く、あくまでも一つの手段として何かの参考にしていただけると嬉しく思います。 まずは、AzureADでGoogleWorkspaceへのシングルサインインの設定が済んでいる必要があります。別の記事で紹介していますので、未だの方は参考に設定してみてください。 AzureADからGoogleWorkspaceへのシングルサインオンを実装 https://www.cd-l.net/2022/08/microsoft365google.html#toc_headline_5 公式のインストールガイドを参照ください。 chromeOS Flex インストール ガイド https://support.google.com/chromeosflex/answer/11552529?hl=ja 基本的には公式ガイドでインストールでき

Microsoft365アカウントでGoogleドライブを無料利用する裏技~シングルサインオン実装

  はじめに Microsoft365を導入して運用されている会社で、どうしてもGoogleドライブを共有したかったり、Googleスプレッドシートで管理したい。といったニーズが出てしまう場合があります。 GoogleWorkspace を契約することで解決するのですが、アカウントを従業員×2 管理するのは手間ですし、セキュリティ的にもリスクが高まってしまいます。 また、基本的にはビジネス用のGoogleWorkspaceは有料となり、グループウェアであるMicrosoft365を既に導入している会社としては、追加でGoogleWorkspaceを導入するのはハードルが高くなってしまいます。 そこで、すでに運用しているMicrosoft365のユーザーアカウントでGoogleドライブに無料でサインインする方法を説明します。 ※例えば、〇〇@〇〇.comのMicrosoft365アカウントを利用している場合、同じアカウントとパスワードでGoogleドライブ内のサービスを利用できるようになります。 流れ 1.Cloud Identity Free Editionを取得 2.ドメインの所有権証明 3.AzureADからGoogleWorkspaceへのシングルサインオンを実装 4.AzureADで動的グループポリシーを割り当て自動化 5.GoogleWorkspace内で割り当て 作業 Cloud Identity Free Editionを取得 基本的には15GBのGoogleドライブが利用でき、Googleドキュメントやスプレッドシートなどが利用できるようになりますが、カレンダーなど、すべてのGoogleサービスが利用できるわけではないのでご注意ください。 それでは早速構築していきます。 作業時間は1時短程度となります。 ※Cloud Identity とは https://support.google.com/cloudidentity/answer/7319251?hl=ja まず、次のURLから登録します。 https://workspace.google.com/signup/gcpidentity/welcome#0 企業または組織の詳細を登録します。 企業または組織の場所を登録します。 受信可能なメールアドレスを入力します。 企業または組織のドメイン名を入